クリップボードのデータをAppleScript上で使用したり、処理結果をクリップボードに書きこんだりします。
クリップボードのデータを取得する
-- クリップボードのデータが文字かどうか判別する
set strClipBoard to clipboard info for string
if strClipBoard ≠ {} then
-- クリップボードのデータを得る
set InportClipBoard to the clipboard
end if
説明
「set strClipBoard to clipboard info for string」でクリップボードのデータが文字かどうか判別して結果を変数「strClipBoard」に格納しています。
「if ~ end if」でクリップボードの中身が文字列だった場合、つまり「strClipBoard ≠ {}」が空ではない場合に「set InportClipBoard to the clipboard」で変数「InportClipBoard」にクリップボードの内容をコピーしています。
クリップボードに文字列をセットする
-- クリップボードに文字列をセットする
-- 以下の"Export"を任意の文字列に変更
set ExportClipBoard to "Export"
set the clipboard to ExportClipBoard
説明
「set ExportClipBoard to 」で変数「ExportClipBoard」に文字列「Export」を設定しています。
「Export」はセットしたい任意の文字列に変更して構いません。
「set the clipboard to ExportClipBoard」で変数「ExportClipBoard」の値をクリップボードに書き込んでいます。
クリップボードを使った処理を行いたい時に一時的にクリップボードの値を変数に退避しておいて、クリップボードを使った処理のあと書き戻すといった使い方もできます。