メニューバーを操作します。
これは手動で操作するのと比べると、格段に速いです。
GUI Scriptingなので補助装置にアクセスを許可しないとエラーになります。
許可する設定方法は[システム環境設定]-[セキュリティとプライバシー]を開いて、以降は実行するOSのバージョンによって以下のように異なります。
< OSX10.8以前のOSの場合 >
[補助装置にアクセスできるようにする]チェックボックスにチェックを入れる
< OSX10.9以降のOSの場合 >
[プライバシー]-[アクセシビリティ]のリストにスクリプトエディタもしくはアプリケーションとして保存したスクリプトを登録してチェックを入れる
メニューバー操作
-- メニューバー操作
tell application "System Events"
-- 以下の"Finder"を任意のアプリケーションに設定する
tell process "Finder"
tell menu bar 1
(* menu bar item 2 および menu item 3 を任意のターゲットに変更
※ セパレータもmenu itemに数えられるので注意 *)
pick menu item 3 of menu 1 of menu bar item 2
end tell
end tell
end tell
説明
上記の例では「tell process “Finder”」としているのでFinderのメニューバーを操作しています。
「Finder」部分を操作したいアプリケーションに設定して使用してください。
「tell menu bar 1」で操作するメニューバーを指定しています。
「pick menu item 3 of menu 1 of menu bar item 2」で「二番目のメニューバーアイテムの一番目のメニューの三番目のアイテム」を操作するという意味なので、それぞれの数字を操作したい対象になるように変更してください。
セパレータ(項目の間にある横線)も一つのアイテムとして数えられます。