アプリケーションのUI構造を取得することは、自動操作をする上で頻繁に必要になります。
今回のコードは、UI構造を辿っていって操作したいパーツを見つけるためのものです。
UI構造を取得
-- アプリケーションのUI構造を取得
tell application "System Events"
-- 以下の"Finder"を任意のアプリケーションに設定する
tell process "Finder"
every UI element
end tell
end tell
説明
上記のコードを実行すると、結果欄に以下のような結果が表示されると思います。
{menu bar 1 of application process "Finder" of application "System Events",
scroll area 1 of application process "Finder" of application "System Events",}
これでFinderの要素として一番上位にメニューバーとスクロールエリアがある事が判ります。
そして例えば、メニューバーの中の項目を操作したいのであれば、上記のコードの「every UI element」の前後に以下のようにメニューバーの要素という内容を記載して要素を確認します。
-- アプリケーションのUI構造を取得
tell application "System Events"
-- 以下の"Finder"を任意のアプリケーションに設定する
tell process "Finder"
tell menu bar 1
every UI element
end tell
end tell
end tell
するとメニューバーの直下の要素が表示されます。
これを繰り返して操作したい目的の要素に辿り着いたら、後はその要素に命令するだけです。